訪ねて下さり有難うございます。

フード・マイレージとは、食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標。この単純な数値が、私たちの身近な食生活と地球環境問題との関わりについて気付くきっかけとなります。
 また、産地や生産者のことに思いを馳せるよすがともなります。

本サイトは、フード・マイレージ指標を参考にしつつ、より豊かな未来の食の実現に向けて、食べ物や農林水産業についてともに考えるために、開設したものです(主宰者が個人で運営しているものです)。

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新着情報

以下には記事を新着順に掲載してあります。カテゴリー毎の記事は上の「メニュー」からご覧下さい。

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【書籍掲載】脱炭素社会創造センター編『脱炭素のしくみ』でフード・マイレージを紹介して下さいました。

脱炭素社会創造センター編『ビジュアル 脱炭素のしくみ ②脱炭素社会をめざす』(2024年3月、ゆまに書房)の「地産地消-産地に近い地域で消費することでCO2を減らす」の項目で、フード・マイレージについて、グラフも含めて紹介して下さいました。… 続きを読む

【ほんのさわり】岩井吉彌『山村に住む、ある森林学者が考えたこと』

−岩井吉彌『山村に住む、ある森林学者が考えたこと』(2021/5、大垣書店)−
 https://www.books-ogaki.co.jp/post/38904

【ポイント】
 日本の林業・森林が急速に荒廃している元凶は林業経営の採算の厳しさにあるとし、今後は「家族林業」による副業を重視し、さらに都市住民の森に対する関心の高まりに注目しています。

著者は1945年京都生まれ。実家は北山杉で有名な京都市北山で代々林業を営んでおり、自身も林業経営と大学教授という「二足のワラジ」を履いてこられた方。… 続きを読む

【豆知識】消滅集落跡地で放置される森林、農地

【ポイント】
 過疎地域等における消滅集落跡地では、森林や農地の半分以上が「放置」されている現状にあります。

総務省が全国の過疎地域等1,045市町村を対象に実施した調査(2020年3月)によると、2015年以降に全国の96市町村で164集落が消滅しています。リンク先の図290は、この消滅した集落の跡地における主な地域資源の管理状況を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2024/04/290_kanri.pdf

これによると、集落が消滅した後でも道路は86%、用排水路は70%が管理され続けており、管理主体は主に行政となっています… 続きを読む

【ブログ】第3土曜の会(東京・駒込)

2024年4月も後半に。
 天候は不安定ながら初夏のような陽気の日もあり、例年より少し早く4月15日(月)には「菌ちゃん畑」に夏野菜を植え付け。枝豆も播種。
 自宅浴室の窓を開けると、向かいの幼稚園の八重桜が満開です。

八重桜も盛りを過ぎた4月20日(土)は東京・駒込へ。駅前から南へ続く商店街は懐かしいような風情です。
 文京区勤労福祉会館の… 続きを読む

【ほんのさわり】真田純子『風景をつくるごはん』

【ポイント】
 都市と農村の不平等な関係を解消するためには、環境や風景に配慮した農産物が生産され、それらを消費者が積極的に選択すること(風景をつくるごはんを食べること)が必要としています。

−真田純子『風景をつくるごはん−都市と農村の真に幸せな関係とは』(2023.10、農山漁村文化協会)−
 https://toretate.nbkbooks.com/9784540231247/

著者は1974年広島・福山市生まれの東京工業大学教授(景観工学)。2013年には農地の石積み技術を継承するため「石積み学校」を立ち上げられました。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】つなぐ棚田遺産

【ポイント】
 「つなぐ棚田遺産」とは、代表的な農村景観ともいえる棚田を保全・継承していくための取組みで、現在、全国で271か所が認定されています。

山や谷間の傾斜地に階段状に作られた棚田は、美しい農村景観の代表の一つです。日本の棚田の多くは長い歴史を有し、国民への食料供給にとどまらず、国土の保全、水源の涵養、生物多様性の保全、良好な景観の形成、伝統文化の継承等に大きな役割を果たしてきました。… 続きを読む

【豆知識】農村地域の持つ役割に対する意識

【ポイント】
 大都市の居住者は、食料供給や良好な景観形成等の農村の役割は高く評価しているものの、積極的に過疎地域に行って協力しようとする意識は低いものとなっています。

内閣府では、テーマを変えつつ「農山漁村に関する世論調査」を定期的に実施しています。2021年6月には、農村地域の持つ役割や、都市地域と農山漁村地域の交流についての意識についての調査が行われました。
 調査対象は全国18歳以上の者3,000人で、有効回収数は1,655人(55.2%)です。
 リンク先の図289は、農村地域の持つ役割等に対する回答を都市階級別に示したものです。… 続きを読む

【ブログ】Present Tree in くまもと山都 2024(0、1日目)

2024年4月5日(金)は休暇を頂き、1年ぶりに熊本へ。
 10時40分羽田発のソラシドエア013便はほぼ満席、13時前に阿蘇熊本空港着。小雨模様の中、妻の音楽関係の友人・Hさんが出迎えて下さいました。

 菊陽町へ。にんじん畑の向こうの丘の上には、何かと噂の台湾の半導体工場の姿。
 おススメのピザ屋さん続きを読む